葉山で注文住宅を検討されている方は、「総額はいくらになるのか」「思い通りの家が建てられるのか」といった疑問や不安を感じているのではないでしょうか。
葉山は湘南の中でも、様々な規制や塩害対策など注文住宅を建てる難易度が比較的高いエリアです。
この記事では、「湘南波乗り不動産」の現地に詳しいスタッフが、総額シミュレーションから建築規制、土地選びのコツまで、分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
葉山で注文住宅を建てると総額いくら?費用シミュレーション
葉山で注文住宅を建てる場合、土地・建物・付帯工事費(造成・擁壁・地盤改良など)の3つを合算して初めて総額が見えてきます。
例えば、土地50坪・建物30坪を前提にした場合の費用目安は以下の通りです。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 土地代(50坪) | 4,000万〜1億5,000万円以上 |
| 建物費用(30坪) | 2,500万〜5,000万円 |
| 造成・外構・付帯費用 | 800万〜3,000万円以上 |
| 総額目安 | 7,500万〜2億円超 |
ただ、条件によっては当初の想定より2〜3割ほど増額になるケースも珍しくありません。
葉山は海側と山側で土地価格に大きな差があるうえ、塩害対策や造成・擁壁工事など、付帯費用が重なりやすいエリアだからです。
本体価格だけで予算を組んでしまうと、後から大きなズレが生じる可能性があります。
葉山以外の湘南エリアの戸建て相場が気になる方は、こちらも参考にしてくださいね。
エリアによって大きく異なる土地価格相場

葉山は海側か山側かによって坪単価が大きく異なり、エリア選びが総予算を左右する最も重要な要素となります。
同じ「葉山の土地」でも、海側の「堀内」「一色・下山口」エリアと、山側の「長柄」「木古庭・下山口」エリアでは、50坪の土地でも3,000万円以上の差が出ることもあります。
主要エリアの相場をまとめると以下のとおりです。
| エリア | 坪単価目安 | 50坪の土地取得費目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 堀内(海岸徒歩圏) | 75万〜102万円 | 3,750万〜5,100万円 | 森戸海岸に近く、葉山らしい華やかさと利便性が共存するエリア。 |
| 一色・下山口 | 73万〜80万円 | 3,650万〜4,000万円 | 葉山御用邸があるエリア。 人気が高く流通数が限られる。 |
| 長柄 | 20万〜24万円 | 1,000万〜1,200万円 | 逗子寄りで宅地化進行中。 静かな環境を求める層に支持。 |
| 木古庭・上山口 | 15万〜20万円 | 750万〜1,000万円 | 最安値帯。棚田や里山の風景が残るのどかなエリア。 |
エリアごとの特性を把握せずに土地を選ぶと、資産性・自然災害リスクなどで後悔する原因になってしまう可能性も。
坪単価が高い海側のエリアは資産性が高く、長期的な価値の維持が期待できます。
ただし、葉山町が公表している津波ハザードマップを見ると、海側のエリアは浸水想定区域に含まれるケースもあります。
土地を検討する際は、検討している区画の浸水リスクの確認をおすすめします。
山側のエリアは土地価格を抑えられるものの、傾斜地が多く、造成や擁壁工事によって追加費用が発生しやすいのがデメリット。
土地代は安くても、総額は高くなるケースもあるため、「土地価格だけで判断しない」ことが重要です。
建物費用はいくら?依頼先別の坪単価

葉山での建物費用は、依頼先によって坪単価が大きく変わります。
価格だけでなく、規制対応力や提案内容も含めて比較することが重要です。
依頼先別の坪単価や特徴などをまとめてみたので、参考にしてくださいね。
| 依頼先 | 坪単価の目安 | 建物本体費(35坪の場合) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 地元工務店 | 60万〜80万円 | 2,100万〜2,800万円 | 葉山の規制・地形への対応力が高い。 |
| 大手ハウスメーカー | 80万〜120万円 | 2,800万〜4,200万円 | 保証・アフター体制が充実。 葉山固有の規制対応が苦手なケースもある。 |
| 設計事務所 | 100万〜150万円超 | 3,500万〜5,250万円超 | 制限のない自由な設計が強み。 地形や眺望を活かし、土地のポテンシャルを最大限に引き出せる |
海岸から2km以内の塩害エリアでは、外壁材やサッシ、金属部材に対して耐塩仕様への変更が必要になるケースが多いです。
見積もり時は坪単価だけで比較するのではなく、塩害対策仕様が含まれているかを必ず確認しておきましょう。
見落としがちな追加費用とは?葉山では膨らみやすい付帯工事費

葉山の傾斜地エリアでは、土地取得後に発生する付帯工事費が500万〜1,500万円超に上るケースもあります。
付帯工事費は、土地購入後の調査や設計を経て初めて金額が確定するものが多く、当初の資金計画には反映されていないケースが少なくありません。
特に注意したいのが、「不適格擁壁」がある土地です。
現行の建築基準を満たしていない擁壁の場合、新たに擁壁を設置し直す必要があり、想定外の数百万円規模の費用が発生するケースも葉山の山側エリアでは多く見られます。
主な付帯工事と費用目安は以下の通りです。
| 工事の種類 | 費用目安 | 工事が必要になるケース |
|---|---|---|
| 擁壁工事 | 150万〜500万円超 | 高低差のある土地で既存擁壁が現行基準を満たさない場合(不適格擁壁) |
| 造成・切土・盛土 | 100万〜300万円 | 傾斜地や高低差のある土地で、建築のために敷地を平坦に整える必要がある場合 |
| 地盤改良 | 30万〜200万円 | 地盤調査の結果、地耐力不足と判定された場合 |
| 外構・駐車場 | 150万〜500万円 | 駐車場造成やアプローチ整備が必要な場合。高低差があるほど費用が大きくなりやすい |
| 塩害仕様の材料変更 | 50万〜150万円 | 海岸から2km以内など、塩害の影響を受けやすいエリア |
これらを合計すると、傾斜地では土地・建物の本体価格に加えて500万〜1,500万円以上の付帯工事費がかかるケースも珍しくありません。
そのため、葉山での資金計画は「土地+建物」ではなく、「付帯費用を含めた総額」で考えることが前提となります。
不適格擁壁の有無をはじめとした土地条件は、見た目だけでは判断が難しいため、購入前に専門的な事前調査をおすすめします。
葉山に詳しいスタッフが語る現地の住みやすさ

葉山は海や緑に囲まれ、穏やかな暮らしを実現できるのが大きな魅力。
また、御用邸がある街としても知られており、湘南エリアの中でも落ち着きと品格を兼ね備えた住宅地です。
町内に鉄道駅はありませんが、最寄りの逗子駅からは品川まで約55分、横浜まで約30分と、都心へのアクセスも十分に確保されています。
葉山エリアに精通した湘南波乗り不動産のスタッフとしても、このエリアの価値は非常に高く、長く住み続けたいと感じられる環境だといえます。
葉山で注文住宅を建てる前に知っておくべき5つの規制

葉山で注文住宅を建てる際は、以下5つの規制を事前に把握しておくことが重要です。
| 規制の種類 | 建築への主な影響 | 参照先 |
|---|---|---|
| 葉山町まちづくり条例 | 一定規模以上の建築や開発で事前相談・協議が必要 | 葉山町まちづくり条例 |
| 風致地区 | 建ぺい率制限・緑化義務・建物配置や造成に制限 | 葉山町風致地区条例 |
| 高度地区・用途地域 | 建物の高さ(10m・12mなど)や用途に制限 | 都市計画図(用途地域・高度地区) |
| 景観計画区域 | 外壁色・屋根色・デザインに制限(特に幹線道路沿い) | 葉山町景観計画 |
| がけ条例 | 崖上・崖下の建築に離隔距離や構造制限が発生 | 斜面地における建築物の建築制限制度 |
特に海や山に近いエリアほど景観保全の基準が厳しくなる傾向があり、希望していたデザインも申請段階で修正を求められることがあります。
ただ、不動産会社の資料だけでは、その土地に規制がかかっていることがわからないケースは多いです。
土地を契約する前に、以下いずれかの方法でその土地にかかる規制を確認しておきましょう。
- 葉山町都市計画課へ相談する
- 建築会社や不動産会社に相談する
葉山では土地の購入前に災害リスクも確認しよう

葉山は豊かな自然環境がある一方、自然災害によるリスクを無視できないエリアでもあります。
特に注意したいのが「土砂災害警戒区域」の多さです。
葉山町内には急傾斜地の崩壊だけで136区域が指定されており、山側エリアでは「眺望が良い」と感じた土地が、警戒区域に含まれているケースも見られます。
さらに、特別警戒区域に指定されている場所では、建物自体に高い強度を求める規制がかかります。
安全を守るための「頑丈な家づくり」が求められる分、建築コストは通常よりも膨らみます。
土地を購入する前に葉山町ハザードマップも確認しておきましょう。
維持費も考慮して塩害対策の要否を決めよう

海岸から2km以内は一般的に「塩害地域」とされており、葉山の海側エリア(堀内・一色・下山口)は全域がこれに該当します。
塩害地域では、外壁塗装の耐用年数が内陸の10年に対して7〜8年程度に短くなる傾向があります。
1回あたりの外壁塗装費用は80〜120万円が目安となるため、30年間で比較すると以下のような差が生まれます。
| – | 内陸部の注文住宅 | 海沿いの注文住宅 |
|---|---|---|
| 塗り替え周期 | 約10年 | 約7〜8年 |
| 30年間の塗装回数 | 2〜3回 | 3〜4回 |
| 30年間の塗装費概算 | 200〜360万円 | 240〜480万円 |
また、海沿いでも耐塩害仕様を採用した場合としなかった場合を比較すると、30年間で80〜240万円以上の塗装費が余分にかかります。
| – | 耐塩害仕様なし | 耐塩害仕様あり |
|---|---|---|
| 塗り替え周期 | 約7〜8年 | 約10〜15年(フッ素・無機塗料使用時) |
| 30年間の塗装回数 | 3〜4回 | 2回程度 |
| 30年間の塗装費概算 | 240〜480万円 | 160〜240万円 |
| 初期の仕様変更コスト | なし | +50〜150万円程度 |
耐塩害仕様とは、潮風によるサビや腐食を防ぐための特別な仕様のことです。
塩害地域に注文住宅を建てるなら、初期費用をかけてでも耐塩害仕様を採用しておくのがおすすめです。
葉山の注文住宅を依頼する会社選びのポイント

葉山で注文住宅を建てる場合、知名度や設計力、価格だけで業者を選ぶと失敗しやすいエリアです。
傾斜地・風致地区・接道条件・塩害対策と、葉山特有の条件に対応できるかどうかが、依頼する会社を選ぶ上で最も重要なポイントになります。
対応力は以下3点で、確認してみましょう。
- 葉山エリアの施工・申請実績が充実している
- 塩害・傾斜地への対応仕様を具体的に答えられる
- 土地探しの段階から一緒に動いてもらえる
葉山で注文住宅を建てるのは想像以上に難しい

どのエリアでも注文住宅を建てるのは、時間もお金もかかるものです。
ただ、葉山の場合はさまざまな規制がひとつの土地にかかるケースも多く、時間とお金をかけても理想とする住宅を実現できない可能性があります。
さらに、葉山の土地は流通量自体が限られており、地元ネットワークを通じて取引される割合が高いのが特徴です。
ポータルサイトに掲載される頃には、すでに複数の購入検討者が動いていることも少なくありません。
規制の複雑さと土地の見つかりにくさが重なるため、葉山での家づくりは想像以上に難易度が高いと言えるでしょう。
時間も手間もかけずに理想の暮らしを実現する「波-ie」という選択肢
ここまで記事を読んで、「葉山に住みたいけれど、理想の注文住宅を建てられるのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
葉山は規制や塩害対策も考えながら、注文住宅を建てる必要があるため、他のエリアと比べて思い通りの注文住宅を建てるのが難しいエリアです。
そこで検討していただきたい選択肢が、湘南波乗り不動産が手がける建売住宅「波-ie」です。
波-ieは湘南エリアを知り尽くした不動産会社が土地を選び、注文住宅以上のクオリティで仕上げた建売住宅。
湘南エリアでの住まいづくりを検討されている方は、ぜひ一度「波-ie」も選択肢のひとつとしてご検討ください。
この記事を書いたスタッフ
三上 翼(みかみ つばさ)と申します!
鎌倉生まれ鎌倉育ち、現在も鎌倉から離れる事なく住み続けております。
湘南は自然が豊富で本当に住み心地が良い場所です。
私は数ある不動産に「100%良い物件」は無いと思っています。
だからこそ私は良い点、悪い点をお伝えしながら、お客様にとって限りなく100%に近い物件をご紹介、ご案内致します!
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三上 翼(みかみ つばさ)と申します!
鎌倉生まれ鎌倉育ち、現在も鎌倉から離れる事なく住み続けております。
湘南は自然が豊富で本当に住み心地が良い場所です。
私は数ある不動産に「100%良い物件」は無いと思っています。
だからこそ私は良い点、悪い点をお伝えしながら、お客様にとって限りなく100%に近い物件をご紹介、ご案内致します!
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