七里ヶ浜で注文住宅を検討している方は、「総額はいくらになるのか」「希望の土地は手に入るのか」「規制や協定で思い通りの家が建てられるのか」といった疑問や不安が出てくると思います。
そんな疑問にお答えするため、「湘南波乗り不動産」の鎌倉在住スタッフが、総額シミュレーションから七里ヶ浜特有の建築規制、土地選びのコツまで、分かりやすく解説します。
土地選びが理想の家を実現できるかを左右するので、ぜひ参考にしてくださいね。
七里ヶ浜で注文住宅を建てると総額いくら?現実的な資金シミュレーション
七里ヶ浜で注文住宅を建てる場合、総額は1億2,000万〜3億円前後が現実的な目安です。
「海が見えるかどうか」「高台かどうか」といった立地条件ひとつで土地価格が数千万円単位で変動する、七里ヶ浜特有の価格構造がその背景にあります。
土地50坪・建物30坪を前提にした費用の内訳は、以下の通りです。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 土地代(50坪) | 8,000万〜2億円以上 |
| 建物費用(30坪) | 3,000万〜6,000万円 |
| 造成・外構・諸費用 | 800万〜2,300万円以上 |
| 総額目安 | 1億2,000万〜3億円前後 |
鎌倉市全体の注文住宅の目安(新築で1億5,000万〜2億円前後)と比較しても、七里ヶ浜はより高額になりやすいエリアです。
まず予算の上限を決め、それに合ったプランを立てることをおすすめします。
七里ヶ浜の土地価格相場|丁目・立地でここまで変わる

七里ヶ浜の土地価格は、立地条件によって大きな差が生じます。
どの条件の土地を選ぶかによって、予算の組み方が根本から変わります。
| 立地条件 | 坪単価の目安 | 50坪の土地代目安 |
|---|---|---|
| 高台・海見え・駅近 | 150万〜300万円超 | 7,500万〜1億5,000万円超 |
| 標準的な住宅地 | 約127万円 | 約6,350万円 |
| 山側・駅から距離あり | 100万〜130万円台 | 5,000万〜6,500万円 |
七里ガ浜東エリアや鎌倉高校前駅寄りの高台は、海の眺望へのニーズが強く、売り出されると短期間で問合せが集中する傾向があります。
一方、山側や駅から距離のある平坦地であれば、比較的価格が抑えられた条件の土地が見つかるケースもあります。
また、この数年は地価の上昇が続いており、年によっては前年比10%を超える上昇を記録しています。
今後も同様の傾向が続く可能性があるため、相場は常に最新の情報で把握しておくことが重要です。
条件に合う土地が出てきた際にすぐ動ける状態を整えておくことが、七里ヶ浜で土地を取得するうえでの現実的な進め方と言えるでしょう。
建物費用はいくら?依頼先別の坪単価

建物費用は、どこに依頼するかで総額が1,000万円単位で変わります。
| 依頼先 | 坪単価の目安 | 30坪の建物費用目安 |
|---|---|---|
| 地元の工務店 | 70万〜100万円 | 2,100万〜3,000万円 |
| 大手ハウスメーカー | 90万〜130万円 | 2,700万〜3,900万円 |
| 設計事務所 | 100万〜150万円超 | 3,000万〜4,500万円超 |
ただし、七里ヶ浜のような海沿い・高台の土地に建てる場合は、上記に加えてさらに費用が上乗せされる点に注意が必要です。
具体的には以下の対応が必要になります。
| 塩害対策 | 潮風による金属腐食を防ぐため、外壁材・サッシ・屋外設備を耐塩害仕様にグレードアップ |
|---|---|
| 構造補強 | 相模湾を望む大きな開口部を設ける場合に必要 |
これらの対応により、坪単価は10〜20万円程度上昇します。
30坪の建物であれば、300万〜600万円前後の増額になるイメージです。
海沿いの家づくりに慣れた地元の工務店や設計事務所であれば、これらの費用を初期見積もりの段階から織り込んで提案してくれます。
七里ヶ浜や湘南エリアでの施工実績が豊富かどうかは、依頼先選びの重要な判断基準です。
見落としがちな追加費用

土地代と建物費用だけで予算を組んでしまうと、後から大きな金額のズレが生じる可能性があります。
以下の追加費用も必ず総額に含めて計画してください。
| 費用項目 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 造成・擁壁工事 | 500万〜1,500万円 | 高低差のある土地の場合 |
| 外構・駐車場 | 200万〜500万円 | – |
| 地盤改良工事 | 100万〜300万円 | 地盤調査の結果による |
| 追加費用合計 | 800万〜2,300万円以上 | – |
七里ヶ浜には高低差のある斜面地や崖に面した土地が多く、崖の崩落を防ぐための擁壁工事(土砂の崩落を防ぐコンクリート構造物の設置工事)が必要になるケースが少なくありません。
また、丘陵地と海岸沿いの低地が混在しているため、同じ丁目内でも地盤の強度に大きな差が出ることがあります。
土地購入前の地盤調査(地面の強度を測定する調査)は必須です。
「土地代+建物代」ではなく、「諸費用をすべて含めた総額」で予算を考えることが、七里ヶ浜での家づくりでは欠かせません。
鎌倉市在住スタッフが語る七里ガ浜の住みやすさ

七里ヶ浜は、海と落ち着いた住環境が共存する、湘南エリアでも人気の高い住宅地です。
都心へのアクセスと海辺の日常を両立できる点が、移住先として選ばれる最大の理由。
アクセス面では、江ノ電「七里ヶ浜駅」から鎌倉駅まで約15分、東京駅へも乗り換えを含めて約1時間20分と利便性は十分です。
海岸まで徒歩数分というロケーションは、日常にリゾートのような開放感をもたらしてくれます。
一方で、住宅地の多くは高台や斜面に位置しているため、日常の移動は車が中心になります。
海と暮らしやすさを重視したい方にとって、七里ヶ浜は自信を持っておすすめできるエリアです。
住みやすさの詳細や周辺エリアとの比較は、こちらの記事で詳しく解説しています。
七里ヶ浜で注文住宅を建てる前に知るべき建築規制
七里ヶ浜で注文住宅を建てる際には、鎌倉市全域の法的な規制に加え、七里ヶ浜独自の住民協定まで確認が必要です。
これらを知らずに土地を購入してしまうと、設計の大幅な見直しや、最悪の場合は計画自体の見直しにつながる可能性があります。
規制について「行政」「自治会」「敷地条件・都市計画」の3つに分けて整理したのでぜひ参考にしてください。
1. 見落とすと設計変更になる?鎌倉市の景観規制と建築協定のルール

鎌倉市の景観規制と建築協定は、設計前に必ず確認すべき行政のルールです。
鎌倉市は市全域が「景観計画区域」に指定されており、周辺の街並みと調和しないデザインや派手な色使いは認められないケースがあります。
また、七里ヶ浜エリアの多くは「風致地区」(自然景観や風致を保全するために定められた地域)にも指定されており、敷地面積の一定割合以上を緑地として確保することが建築許可の前提条件となります。
規制の主な内容と参照先は以下の通りです。
| 規制の種類 | 建築への主な影響 | 参照先 |
|---|---|---|
| 景観計画区域 | 外壁色・屋根形状・高さに制限 | 鎌倉市景観計画 |
| 風致地区 | 敷地の一定割合を植栽にする義務あり | 鎌倉市風致地区条例 |
| 建築協定・住民協定 | 建物用途・規模・敷地利用に独自の制限があり、事前協議や確認手続きが必要 | 鎌倉市建築協定一覧 |
建築会社や設計事務所に依頼する際は、「鎌倉市での申請・協議経験があるか」を必ず確認しましょう。
2. 七里ヶ浜の住民協定とは?建築前に必ず知るべき制限

法的な規制とは別に、七里ガ浜自治会が独自に定めた「住民協定」があります。
土地購入前・建築前のいずれも自治会との事前協議が必要です。
行政の許可が下りても、この協議を経なければ着工できません。
主な制限内容は以下の通りです。
- 元々の分譲区画を分割(細分化)しないこと
- 土盛り・かさ上げなど宅地の形質変更をしないこと
- 建物は2世帯以内、2階建てまで(屋上は原則不可)
- アパート・マンション・長屋などの共同住宅は建てないこと
特に「敷地の分割禁止」は徹底されており、平成25年より全面禁止が明記されています。
「敷地を分割しないと売れない」と言ってくる不動産業者には注意が必要です。
また、新築・改築・解体のいずれも着工前に自治会へ協議書類を提出し、近隣住民への説明と「住民協定確認書」の取得が必要です。
この手続きを経ずに着工することはできません。
詳細は七里ガ浜自治会 住民協定の公式ページから確認してください。
3. 思ったより小さい家しか建たない?建ぺい率と容積率の現実

七里ヶ浜の多くの土地は、建ぺい率40%・容積率80%という厳しい制限のもとにあります。
そのため、土地の広さに対して建てられる建物の大きさには明確な上限があります。
| 建ぺい率 | 敷地面積に対する建築面積(1階部分)の割合の上限 |
|---|---|
| 容積率 | 敷地面積に対する延床面積(全フロアの合計)の割合の上限 |
例えば50坪(約165㎡)の土地であれば、建築面積は最大約20坪、延床面積は最大約40坪が目安です。「土地は広いのに、思ったより建物が大きく取れない」と感じるケースも少なくありません。
さらに、以下のような条件も個別に確認が必要です。
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 接道義務・セットバック | 道路幅が4m未満の場合、敷地の一部を道路として提供する必要あり |
| がけ条例 | 高さ2mを超える崖に近接する場合、建物の位置や構造に制限がかかる |
| 最低敷地面積 | 住民協定エリアでは分割禁止のため、流通土地はある程度の広さが確保されている |
これらの条件は見た目では判断できないケースも多いため、土地購入前に必ず専門家へ確認することをおすすめします。
下記の公式ページで、各規制の詳細と対象となる区画を確認してみてくださいね。
津波ハザードマップの確認と地盤調査の実施も必須

七里ヶ浜で土地を購入する際は、津波ハザードマップの確認と地盤調査の実施が必須です。エリア内の高低差が大きく、同じ七里ヶ浜でも土地ごとにリスクが大きく異なるためです。
鎌倉市が公表している「腰越・七里ガ浜エリア版」の津波ハザードマップでは、神奈川県が想定する最大津波高14.5mをもとに浸水想定区域が示されています。
海岸に近い低地は対象となる一方で、高台の住宅地は対象外となっているケースも多く見られます。
土地の購入前には、必ずハザードマップで対象区画をチェックしておきましょう。
また、七里ヶ浜は丘陵地と海岸沿いの低地が混在する地形のため、砂質地盤を含む区画では液状化のリスクも考慮が必要です。
地盤の強度は見た目では判断できないため、土地購入前の地盤調査は必須。
調査結果によっては、地盤改良工事(100万〜300万円程度)が必要になるケースもあります。
七里ヶ浜の海沿い注文住宅の塩害と維持費

七里ヶ浜のような海沿いエリアでは、建築後の維持費が内陸エリアより高くなる傾向があります。
「建てたときの費用」だけでなく「住み続けるための費用」まで含めた資金計画が不可欠。
特に影響が大きいのが外壁塗装です。
潮風による塩分で建物の劣化が早まるため、一般的な外壁塗装だと7〜8年ごとに塗り替えが必要になるケースも珍しくありません。
外壁塗装1回あたりの費用は、30坪・2階建てで70万〜140万円前後です。
外壁塗装の種類と特徴をまとめた下記の表も参考にして下さい。
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一般的な塗料 | 7〜8年 | 初期費用は低いが、メンテナンス頻度が高い |
| フッ素系塗料 | 約15年 | 高耐久。メンテナンス回数を減らせる |
| 無機系塗料 | 約25年 | 最高耐久。30年単位ではトータルコストを抑えやすい |
外壁以外にも、エアコン室外機・給湯器・サッシなどの屋外設備は塩害の影響を受けやすく、通常より交換サイクルが早まります。
ランニングコストを抑えるためには、設計段階からの対策が重要で
七里ヶ浜で注文住宅を成功させる会社の選び方
七里ヶ浜での注文住宅は、土地の取得から設計・建築まで、このエリアに精通した会社と進めることが成功の条件です。
知名度や規模よりも「七里ヶ浜で施工実績が豊富な会社かどうか」を基準に選んでください。
七里ヶ浜の施工実績があるか

七里ヶ浜での施工実績があるかどうかは、最初に確認すべきポイントです。
様々な規制や注意すべき点など、一般的な住宅建築とは異なる対応が求められるからです。
相談時には、以下の点をチェックしておきましょう。
- 鎌倉市内での風致許可・景観協議の申請経験があるか
- 七里ヶ浜または海沿い近接地での施工事例を見せてもらえるか
- 塩害対策の仕様が最初の提案から組み込まれているか
「鎌倉市での申請は経験ありますか」と一言聞くだけで、その会社の対応力はある程度判断できます。
行政手続きや調整を施主任せにするような会社は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
土地探しから一貫して対応できるか

土地購入と建築会社選びを切り分けて進めると、後から問題が発覚するケースが少なくありません。
「住民協定の確認書が取得できない」「がけ条例の影響で希望の建物が建てられない」といった事実が、土地の契約完了後に判明するケースもあります。
こうした事態は、事前に建築条件まで確認していれば防げるケースがほとんどです。
そのため、土地と建物を一体で考え、最初の段階から一緒に相談できる体制を持つことが重要です。
確認しておきたいポイントは、
- 土地の建築条件(規制・接道・地盤・住民協定)を購入前にチェックしてくれるか
- 土地代・建物費用・諸費用を含めたトータルの資金計画を初期段階で提示してくれるか
土地と建物を一体で考え、土地探しの段階から伴走してくれるパートナーを選ぶことが、七里ヶ浜での家づくりを成功させる最大のポイントです。
七里ヶ浜の注文住宅をたてるのは想像以上に大変

七里ヶ浜での注文住宅は、「時間・費用・土地取得・建築ルール」の4つが重なり、一般的な家づくりと比べて難易度が高くなる傾向があります。
| ハードル | 具体的な内容 |
|---|---|
| 時間 | 土地取得から完成まで1年半〜2年程度、打ち合わせも20〜30回以上に及ぶことが多い |
| 費用 | 景観規制への対応・塩害対策・造成工事などが重なり、当初想定より2〜3割増になるケースがある |
| 土地取得 | 条件の良い土地は公開前に動くことが多く、早めの情報収集が必須 |
| 独自の規制・手続き | 第一種低層住居専用地域・景観規制・風致地区・七里ガ浜住民協定が重なり、設計と手続きに細心の注意が必要 |
特に七里ヶ浜独自の規制に対応するには、設計や手続きには専門的な知識と経験が求められます。
対応に不慣れな会社に依頼してしまうと、設計のやり直しや申請の遅れが発生する可能性が高いです。
また、規制を守ると購入した土地では理想の家を建てられない、といったリスクもあります。
時間も手間もかけずに理想の家を実現する「波-ie」という選択
ここまでご覧いただいた通り、七里ヶ浜での注文住宅はハードルが高いのが実情です。
「七里ヶ浜に住みたいけど、理想の注文住宅を建てられるか心配」と感じている方にとって、有力な選択肢となるのが、湘南波乗り不動産が手がける建売住宅「波-ie」です。
波-ieは、湘南エリアに精通したスタッフが土地選定から関わり、注文住宅と同等、あるいはそれ以上のクオリティの住宅です。
注文住宅と並行して検討することで、より現実的かつ効率的に理想の住まいに近づける選択肢と言えるでしょう。
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この記事を書いたスタッフ
三上 翼(みかみ つばさ)と申します!
鎌倉生まれ鎌倉育ち、現在も鎌倉から離れる事なく住み続けております。
湘南は自然が豊富で本当に住み心地が良い場所です。
私は数ある不動産に「100%良い物件」は無いと思っています。
だからこそ私は良い点、悪い点をお伝えしながら、お客様にとって限りなく100%に近い物件をご紹介、ご案内致します!
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三上 翼(みかみ つばさ)と申します!
鎌倉生まれ鎌倉育ち、現在も鎌倉から離れる事なく住み続けております。
湘南は自然が豊富で本当に住み心地が良い場所です。
私は数ある不動産に「100%良い物件」は無いと思っています。
だからこそ私は良い点、悪い点をお伝えしながら、お客様にとって限りなく100%に近い物件をご紹介、ご案内致します!
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